景気・通商 / 2026.04.25 17:28

日本景気、次に弱るのはどこか

企業の投資、家計の消費、日銀の判断まで、どの順で重さが広がるのかを整理します。

日本の3月の消費者物価は前年同月比1.8%上昇と報じられ、2025年度平均も2.7%上昇とされた。

原油高が物価を押し上げるなかで、市場は日銀の利上げ姿勢にどう影響するかを見ている。

ニュースの核心

核心は、外からのショックが輸出の減速で終わるのか、それとも企業の投資抑制と家計負担の拡大を通じて景気全体を鈍らせるのかです。

主役の層は、債務・信用・資金条件です。日本経済は長く低金利と緩和的な資金環境に支えられ、需要が弱い局面でも企業が投資や雇用を維持しやすい構造を持ってきました。物価が定着的に動く局面では、その資金環境そのものが経済の支えとしてどこまで機能するかが問われます。

次の展開

外需は鈍るが、内需が下支えする。輸出は鈍っても、雇用と賃金が大きく崩れず、個人消費が景気の底を支える。企業も全面的な投資縮小には踏み込まず、減速は限定的にとどまる

企業計画と政策見通しが先に下振れる。企業が先に慎重姿勢を強め、設備投資や収益見通しの下方修正が広がる。統計が大きく崩れる前に、景気の弱さが企業行動から見え始める

外需と内需が同時に弱り、景気全体が失速する。外需の弱さと物価高による消費鈍化が重なり、輸出、投資、消費の複数の柱が同時に細る。政策への期待は高まるが、立て直しには時間がかかる

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図解と本文で見た流れを短く振り返ります。新しい論点を足すのではなく、構造を再確認するための補助です。