金ボラティリティは株式不安とは別の市場心理を映す
金ETFボラティリティは26.64、VIXは16.89である。VIXが株式の短期不安を映す一方、金ボラティリティは金利、ドル、避難需要の影響を受けやすい。
VIXが低いから市場全体が安心とは限らない。金側に不安が残るなら、投資家は別のリスクを見ている可能性がある。
金利が高い時、金の動きは単純な避難需要だけでは読めない
米10年金利は4.40%である。金利が高いと、利息を生まない金には逆風になりやすい。それでも金ボラティリティが高いなら、金利負荷を上回る不安や需給が出ている可能性がある。
2枚目では金ボラティリティと米10年金利を左右軸で分けた。金の変動は株式不安だけでなく、金利とドルの影響も受ける。
VIXと金ボラが同時に上がると、広いリスク回避になる
株式不安だけならVIXが動く。金利やドルへの不安、地政学、インフレ警戒が強い時は、金ボラティリティが先に動く場合がある。両方が同時に上がると、リスク回避はより広い市場へ広がる。
逆にVIXが低く金ボラだけが高い場合、株式市場は落ち着いていても、金利や通貨への不安が残っていると読める。
確認する数字は金ボラ、VIX、米10年、ドル指数である
判断材料は、金ETFボラティリティ、VIX、米10年金利、ドル指数である。金ボラとVIXが同時に上がるなら、広いリスク回避を警戒する必要がある。
反対に金ボラが落ち着き、VIXも低いなら、市場の不安は限定的になりやすい。
金ボラティリティとVIXを分けると、不安が株式にあるのか、金利、ドル、避難需要にあるのかを確認できる。VIXだけが低い局面でも、金ボラが高いなら市場の不安は別の場所に残る。両方が同時に上がるなら広いリスク回避を警戒する。